殺人者の記憶法

虚と実のあわいをさまよう記憶に翻弄される人間を描いた長編ミステリー小説の傑作  

キム・ヨンハ(著)
吉川凪(訳)
2017年10月30日刊行
978-4-904855-64-5

アオイガーデン

グロテスクでありながら美しく、目を逸らしたくとも凝視せずにはいられない――容赦ない筆致で迫りくるピョン・ヘヨンワールドの傑作選。

ピョン・ヘヨン(著)
きむ ふな(訳)
2017年6月30日刊行
978-4-904855-68-3

韓国の自然主義文学――韓日仏の比較研究から

植民地時代の朝鮮では、日本が西洋文化を学ぶための窓だった。日本語を習得し、日本流に変形された自然主義文学を受容した廉想渉の作品の変遷を縦糸に、自然主義が生ま...

姜仁淑(著)
小山内 園子(訳)
2017年5月25日刊行
978-4-904855-63-8

完全版 土地 03巻

崔致修殺害事件は関わった者たちの処刑で幕を下ろした。平穏を取り戻そうとしていた平沙里は干ばつに襲われ、崔参判家の財産を狙う没落両班の趙俊九は妻子を連れて乗り...

朴景利(著)
金 正出(監修)
吉川 凪(訳)
2017年4月25日刊行
978-4-904855-43-0
電子書籍あり

親愛なるミスタ崔  隣の国の友への手紙

40 年近くにわたり、〈ミスタ崔〉と交わした57 通の手紙。 若き日の佐野洋子の素顔が浮かぶ、ベルリン・ミラノ・ソウル・東京を往復した未公開書簡集。

佐野洋子(著)崔禎鎬(著)
2017年3月20日刊行
978-4-904855-67-6

完全版 土地 02巻

崔参判(チェチャムパン)家で前年に起きた事件が村の人々にも影を落とす中、欲望に駆られた者たちの極悪非道な陰謀によって、大きな災厄に見舞われる。

朴景利(著)
金 正出(監修)
清水 知佐子(訳)
2016年11月17日刊行
978-4-904855-42-3

完全版 土地 01巻

朝鮮王朝末期の1887年(明治20)年の秋夕に物語は始まる。幼い一人娘西姫(ソヒ)は、まだ自分を待ち受ける過酷な運命を知らない。

朴景利(著)
金 正出(監修)
吉川 凪(訳)
2016年11月17日刊行
978-4-904855-41-6

少年が来る

『菜食主義者』でマン・ブッカー国際に輝いた、ハン・ガン渾身の物語あの光州で起きた民主化運動の鎮魂曲

ハン・ガン(著)
井手俊作(訳)
2016年10月27日刊行
978-4-904855-40-9

「ものづくり」を変えるITの「ものがたり」―日本の産業、教育、医療、行政の未来を考える

日韓両国のICTに精通する著者が、産業、教育、医療、行政、そして文化、国民性に至るまで縦横無尽に切りまくった一冊である。<浜村寿紀(共同通信記者)>

廉宗淳(著)
2016年8月刊行
978-4-904855-39-3

ワンダーボーイ

軍事政権下の1980年代の韓国社会を、寓話のように戯画化した作品。超能力を得た少年の目に映ったものは―。

キム・ヨンス(著)
きむ ふな(訳)
2016年5月31日刊行
978-4-904855-38-6