みんなの「一文字」プレゼント企画 受賞者発表!

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『詩人キム・ソヨン 一文字の辞典』刊行記念座談会と連動して、プレゼント企画「みんなの『一文字』大募集!」を11月に実施致しました。

ご応募いただいた作品の中から、監訳者の姜信子さん、翻訳を手掛けた「一文字辞典翻訳委員会」の皆さん、そしてクオンがそれぞれ一作品選ばせていただきました。

ここにその三賞を発表致します。

『詩人キム・ソヨン 一文字の辞典』刊行記念座談会はCHEKCCORIのYouTubeチャンネルでアーカイブ配信中です。
今回の企画に応募いただいた全作品は、このYouTubeのコメント欄でご覧いただけます。
>>アーカイブ視聴はこちらから



InSoon1000さんの一文字『仁』
中学三年生の時自分に名前の「仁順」の「仁」を当時の塾の講師が「“仁“という字は、その一文字だけで論文が書けるくらい深い字なんだよ」と言ってくれました。
祖父がつけてくれた名前だけど日本の公立中学に韓国名で通っていた私は名前で揶揄われることが多かったので名前を名乗ることが嫌いでした。そんな時期にそう言ってくれた講師の言葉は印象に残っています。

 

Mifuyuさんの一文字『韓』
韓国に関心を持ったのは中学生の頃でした。以来、テレビや新聞を読んでいても、街中を歩いていても、いつどこで何をしていても、『韓』の一文字が私の目に飛び込んできては、一瞬にして私の胸を躍らせるのです。まるで、『韓』の一文字がわたしに集まってくるような、私が『韓』に吸い付けられるような感覚です。今までも、これからも、私の人生を豊かにし続けてくれる大切な一文字です。

c mさんの一文字『明』
「明」は「日」と「月」
太陽か月か、いつもどちらかが私たちを照らしてくれている。
だから大丈夫、先は明るい。


姜信子さんの賞のタイトルには、一緒に翻訳に携わった「一文字辞典翻訳委員会(スーパー8)」が選んだ一文字以外の応募作全てが盛り込まれています。
これは「ほんとは全員に賞を差し上げたい」という理由からです。
ご応募いただいた皆様ありがとうございました!

受賞された方々には『詩人キム・ソヨン 一文字の辞典』の原書『한 글자 사전 』と、キム・ソヨンさんのサインをお贈りいたします。
(InSoon1000さん、Mifuyuさん、cmさん、恐れ入りますがこちらからお送り先をお知らせいただけますでしょうか。どうぞ宜しくお願い致します。)


 

「読んだ人がニヤッと笑ってくれたら嬉しいなと思っていた。うなずきながらページの余白に自分なりのまた別のニュアンスを書き込んでくれたらいいなとも思っていた。そうして私が書き記した定義と、読者の手書きの定義が同じページに一緒に並んでいたら素敵だなと思っていた。
つまり、私の『一文字辞典』は読者が参加することによってはじめて完全な辞典となる。私と未知のあなた、私たち二人でこの本を完成させるのだ」
『詩人キム・ソヨン 一文字の辞典』より

>> 『詩人キム・ソヨン 一文字の辞典』特設ページ